2008/04/29

香港のアマチュアオーケストラ

せっかく時間があるし、香港の動向も知りたかったので、参加できそうなオーケストラを探してみることにした。
日本人オケもあるのだが、メンバーは多くはなく、単体での交響曲演奏は難しそう。かつ、香港事情を知るのとはちょっと違ってきそうなので、英語でできるものを探してみる。
現地の掲示板で情報収集をしたところ、一つよさげなのを教えてもらったのでさっそくコンタクトを取って昨日行ってみた。
http://www.sarpo.org/

とりあえずオーディション。コンサートマスターの前で曲を弾く。暗譜で弾けるレパートリーがなく簡単な曲を。こういうのって意外と緊張してやばい・・・。とりあえず 2nd Vn の後ろで練習に加わることを許さ
れる。2週間後にマーラーをもう一度聞かせてね と言われるのでまだ本採用ではなさそう。Vn は既に 31人もノミネートされていて、他とのバランスを考えて積極的に採用
できない事情もありそうだが、レベルが高いのもある。

この楽団はマーラーシリーズをここしばらくやっていて、1番から大地の歌まで終わり、6月に最終、9番をやるというタイミング。
いつか弾きたい曲だったので、ここで弾ければラッキーである。鬼のように難しいので練習時間がたくさん取れそうな今がよいタイミング。

3回目のアマオケの練習で、この曲にしては崩壊度合いが非常に低かった。このオーケストラ、かなりレベルが高いと思われる。

練習はちょっと街外れの小学校のスタジオ?。ほどよい広さでとても恵まれた環境だ。

毎週月曜19:30開始、22時までの練習。仕事帰りなので人は最初は少なかった。管楽器はなんと一人。しかし、弦楽器は最終的に結構集まって、2nd Vn などは十数人も着ていた。
外国人も1割以上いたが、香港人が大半。考えたこともなかったが、日本で英語で練習をするオーケストラなんてあるのかな。あれば需要はありそうだ。

お金持ちが多そうで、車で来ている人が多い。
帰り、4人もの人が「どっかまで送っていこうか?」と声をかけてくれた。優しい。バス一本で帰れるから大丈夫、といったもののここは街外れ。既に終バスがなくなっていた。次回はどっかまで送ってもらおう。

余談であるが、香港はバイオリンが相当人気。街でも楽器を持った人や教室をやたらみかける。そして、等級制度があるっぽく、掲示板なんかで自己紹介するときに「○級持ってます」みたいなことを書いている。これは便利な制度だけれど、なんだか音楽を数字に還元されるというのも嫌なものである。