2008/04/03

香港での仕事 2

私の香港でのマネージャーはいつも6時半にはもうオフィスから消えています。それは素晴らしい癖なので、私も最近はまねをして7時には絶対にオフィスから出ることにしています(ニューヨークと電話会議がある日や、どうしても無理な日はあるけど)。

先週は、入札に至るまでを書いたところで終わったと思いますが、この入札のフェーズが一番面白いんですよねー。うそですけど。まずはプロジェクトごとのテクニカル要件を書き出し、RFP(Request For Proposal; 提案依頼書)を作ります。いくつかのベンダーに値段を競わせ、面接をし(私と購入部の女子2人による)、総合的に優れている、仕事を任せられるベンダーに契約書を発行します。この契約書も書くのが大変で、契約書らしい英語をかかなければ行けなくて、購入部?と法務の方々にはいつもお世話になっています。そして、私が書いた契約書は4人のマネージャー達に承認されないと、正式なものにはならないのです。大きい会社っていろいろ大変ですな。

ベンダーが決まれば、スケジュールを確認して、機器の仕様と立面図、配管図などを提出させ、承認します。配管自体見たこともない私が、これを承認するんだから、ほんと心配になります。ま、これを勉強するために香港に来たんですけどね。数週間して、全ての機器が届くと、本格的なインストレーションが開始されます。私はベンダーが’インストールが終わりました’というまで静かにしていて、その頃に現地(アジアのどこか)に向かい、その言葉が本当だったかを確かめるのです。通常は、そのような奇跡は起こらず、とーっても厳しいプロジェクトマネージャー役を演じなければならなくなるのです。でも会社は莫大なお金を払っているので、仕事はちゃんとやってもらわないと困ります。私のイギリスから来ている先生は、ベンダーに付き合って問題解決する必要はないと言っていましたが、良い関係を築くために、大抵は一緒に残ってしまいます。これも経験と共に私なりの答えが見つかると思います。

今は疑問と不安がたくさんある私のプロジェクトマネージャー人生ですが、1年後にうまく成長できているかなぁ?

0 件のコメント: