2009/01/26

やっと年明け

香港は旧正月がメインなので、今日が本当の日本でいう新年らしい新年。
大晦日の夜は 12/31 の時のようなお祭り感はなく、家で家族と過ごしている模様。

新年は多くの店は閉じられ、それでも家族たちがお休みで街にあふれていた。
こちらは、生まれの干支に正月期間によって着るとよいとされる服の色が決まっているようで、いつもより赤といった服が目立つ気がする。旧年よりのセールも続行中。

爆竹がすごかった、と言いたいところなのだが、場所柄なのか、一度も聴いていない。 花火は明日の夜なので、見るつもり。

さて、こちらではマンションで働いているスタッフにお年玉を渡す週間があり、ちょっと前にお年玉袋が配布された。
今日はいつもよりやたらスタッフが多いし、愛想がよい。
そして、生まれて初めてお年玉をあげるという体験をしましたとさ。

客人は今日はマカオへ。
我々は正月らしく、家でだらだらと過ごした(ポニョがやってきたので映画を見にこうと思ったが人が多すぎて断念した)。

大晦日にはNHKワールドも放映しなかった日本の紅白(さすがにダイジェスト版ながら)をこっちの番組でやったりもしていた。 なんだか、不景気を乗り越えろ的な演出が押し込まれまくっていて、ちょっと痛々しく、余計に惨めな感じがただよっていた。
香港も物流と金融がメインなだけにもちろん不景気だけれど、それほどにネガティブ感が街にない気がする。 まあ、香港の人の生活が私達からはあまり見えていないからだけかもしれないが、いつも陽気に見えるこの街がなんだか愛しく感じるのは、残り滞在期間が短いからだろうか。

2009/01/24

終わっていく香港生活

私の香港滞在ももう残すところ2週間ほどとなった。
寂しいことに、香港での活動の「最後の○○」が増えてきた。

・ 最後のテニス教室
12月からテニスを平日の午前、週1で主婦にまじって習っていた。
人に教わるのなんて、中学生の部活以来である。
中学時代も理論的に教わったことなんて最初のうちだけで先輩のフォームを真似たりして、というばかり(中高一貫校かつ、レベルは高かったのでいい見本はたくさん見つかった)。
自分なりのスタイルを身に着けてからからのくせなんかを指摘してもらったのはほぼ初めてだったので、非常に参考になった。
とりあえず課題メモを作ったので日本でまた細々とやる3年くらいのネタはできた気がする。

・ 最後のテニスサークル
オーケストラの活動と重なってあまり参加できなかったが、結構レベルが高く、楽しかった。
毎週活動しているので、ちゃんと参加すればそれなりのレベルを維持できるしいい運動になってよい。東京でも定期的にできればなあ・・・。

・ 最後の来客
年末から来客ラッシュで、6人/4組の友人が香港に来てくれた。
明日からのこちらの旧正月(明日から5連休!)を過ごしてくれる友人がまた二人来る。 春にも来てくれた二人なので、今度は定番コースではなく、自分も行きそびれていた田舎や離島を見てみたいなあと思ったりしている。
新年の花火は相方の職場から見る予定。

・ 最後の買い物
時間があるので、色々なデパートを巡って、衣類を中心に眺めてみた。
本気でまわったのがセールスの後半のためか香港と趣味が合わないのか、あまりよい品物は残っていなかったが、そこそこ気に入るものを見つけられた。
あまりショッピングには興味ないと思っていたが、そこそこ楽しいことが分かった。
日本に帰っても、たまには行ってみようと思う。

・ 最後のマックフルーリー
全般に香港の日本のマクドナルドよりちょっと安いくらいなのだけれど、マックフルーリーだけなぜこんなに値段が違う?
日本 330円
香港110円くらい

私的絶対評価で、192円出す価値があるとされているので、日本ではきっとほとんど食べない。

マックフルーリーのある生活よさらば

2009/01/18

X Japan 香港ライブ

X Japan の香港公演を見てきた。 http://www.barks.jp/news/?id=1000046380

高校時代にラジオで聞いた Say Anything でひと聴き惚れして、彼らの曲を当時は相当聴いた。
解散してもう10年。一度見てみたかったが一生見ることができないと思っていたライブだったが、再結成して初の海外公演。それを香港でやってくれたなんてなんともラッキーだった。

MISIA のライブとは違ってチケット予約サイトのつながりにくさも格別に高かった。即日完売。
観客も香港人率が高く、日本人っぽい人は今回はとても少なかった。北京語をしゃべっている人はそこそこいたので、本土や台湾から来ている人も結構いたっぽい。

発売と同時に頑張って取った席は日本では到底取れないとってもよい場所で、張り出したステージの準最前列までいけた。しかも近い。メンバーの、息遣いや肉声を感じることのできる距離でライブ感を十分に味わえた。

こちらの客はみんな写真や動画とりまくりであった。
ライブは動画撮影は NG だけれど写真撮影 NG とはどこにも書いておらず、ライブ開始前はたまに警備員も注意をしていたのだが、ライブが始まると写真に関してはなんも咎めがない。フラッシュ焚いている人も結構いた。
(申し訳ないと思いつつ自分も少しだけ撮ってしまった)

(以降はファン以外を考慮していない文章になりますのでご了承を)

TOSHI は歌がうまくなっていた。
昔のライブではあれだけ音程や発声が安定していなかったし、バラード系での表現力も相当上がっていた。違ったジャンルでこれまでとは大きく違うチャレンジをすることで、 精神的にも技術的にも一段上にあがった感じだった。

しかし、HIDE がいないのはやはり寂しい。
彼のパートは SUGIZO が弾いていたり、録音(+映像)だったりしたが、生のセッションとの差は大きすぎる。
HIDEの映像が音とマッチするためにメンバーは決められたリズムで弾いていたが、それはライブのライブ感を少し醒ましてしまう。
再結成&初の世界公演。過去を再現する的なライブで今回はよかったのだと思うが、今後活動を継続するならば、新しい展開に期待。

メンバーやファンからの HIDE への愛情が強く強く感じられた。それが強いだけに、代メンバーを探すのは難しいだろうな。HIDE よりギターが技術的に上だった TAIJI?

あと、YOSHIKI の楽器を壊すパフォーマンスはやはり好きになれない。
工場生産のドラムとはいっても、楽器は代替の聴くものではないはず。
壊すのと同期して炎が噴出していたから、あれは仕組まれていたと思うのだが、もう大人なんだし(?)、復活ライブシリーズ?が終わったら違う次元にいってほしい。

最後に、TOSHI の投げたサイン入りボールを静かにゲット。
2つ同時に投げた時、皆が手前のボールに集中。こちらがパニックになっている一方でもう一つは無視されて、柵と最前列の間のエアポケットに転がったらしい。誰もが、「もうあれは誰かが取った」と思って次のボールに意識を向けていたのだが、私はそれを取った人がいなかったように思えたので粘り強く探してみた。そうしたら、とあるファンの足元に転がっていた。投げられた1分後くらいにそれを回収。まさに灯台元暗しで、そのファンはかなりくやしそうにしていた。
私が取ったボールは TOSHI のサイン。TOSHI が好きなので嬉しかった。
これだけボーカルの人気がないバンドも珍しいと思うが(香港では特に TOSHIコールが少なかった気がする)、あの特別な声がなかったら X Japan は成り立たない。

しかし、ライブはやはりよい。
懐かしい曲を聴いて昔のことを思い出したりしつつ、忘我できた。
多分日本での X のライブほどの非日常性はなかったと思うのであるが、日常ぶっとんだ。
前の席に座っていた女子はライブ後に号泣していた。
私もテンポラリの難聴と共にしばし呆けた。

香港滞在の最終局面にとてもよい時間をすごすことがでた一晩であった。


2009/01/08

テニス 世界一のサイン

JB classic のテニスを見てきた。
気付いた時にはチケットを発売からかなり経っていたのだけれど、隅の方ながらチケットが余っていたので購入。

1. Vera Zvonareva vs Zheng Jie
2. Venus Williams & Coco Vandeweghe
vs Jelena Jankovic & Michelle Larcher De Brito
3. Anna Chakvetadze vs Sania Mirza

の3試合が 280HKD で見られるなかなかお得なものなのに、もったいない。
本当は、Vera Zvonareva のところがシャラポワで、一番見てみたかったのだが、だったのだが、ケガの完全治癒を目指すということで来なくなってしまったのだった。
日本でテニス見に行こうとした時もフェデラーが来なくなってしまったし、つくづくついていない。

遠い席だったので、テレビで見る感覚とあまり変わらず。試合の様子はよく分かった。

ヤンコビッチって怖そうなイメージだったけれど、パートナーとは気さくそうに接していた。あと、思っていた以上にうまい。穴がない。さすが現在世界一。

鄭潔(チェン・ジェ?)は現在の女子テニス、アジアの星。ストロークもネットプレーもとてもよかった。他のトッププレーヤーに比べて圧倒的に背が低いのにすごいなあと感心した。

たいした大会ではないので、特にダブルスはどの選手もリラックスした感じであったが、その中でもビーナスは服装も態度もずば抜けてリラックスした感じ。
実際、あまりやる気もなかったと思われる。
終わったらファンサービスもほとんどなく帰ってしまった。
それでも、プレーは美しく、約200kmのサービスは見ごたえがあった。
明日、ヤンコビッチとのシングルスがあるらしく、見てみたいところだった。

試合間に休憩があるのもあり、6:30開始で、2試合終わった地点で既に22:30。3試合目はないような気になって帰ってきてしまった。

相方はなんとコート上のヤンコビッチから iPod にサインを書いてもらうことに成功していた。うらやましいぞ。

2009/01/06

anniversary

今日は結婚記念日&相方の誕生日。

彼女が以前見かけて気になっていたというセントラルにあるフレンチに行くことに。
Chez Patrik

ウェイターは、かなりフランス語気味な英語をしゃべるので、フランス人とすぐに分かった。それと分かるように、わざとなまったのかもしれない。
(これに触発され、自分も寿司職人になった暁には、磨きをかけたジャパニーズイングリッシュをしゃべるぞと思った)

彼は「あなたたちは日本人? 実は私の彼女は日本人」と、プライベートな情報を教えてくれた。
こちらも、「日本人です」ということで、ミシュランの審査に来ているわけではないという実用的な情報をお返しする。

私は、前菜にフォアグラをチョコソースと(中略)、メインにラムの(中略)(以下略)。

各皿のボリュームは我々のフレンチのイメージとは違ってそこそこあり、前菜+メイン+デザートでおなか一杯。

結論的に言うと、まあまあといったところ。
ローカルの香港的フレンチとは違ってちゃんとしたフレンチであり、おいしかったけれど、特別に感動するものはない。
サービスも普通。広くないし、客もたくさんいなかったので、アットホームな感じ。


香港ではせっかくの機会だしとか、友人が来たのに合わせたりで、おいしい物を食べる機会が増え、食において感動するためには本当に特別なものを食べないといけない状況になっている気がした。 同時に、夜景とかホテルなどのシチュエーションに対する感動も薄まっていると思う。

特別な機会に感動をするためにはこの贅沢病を脱却しなければ。
日本に帰ったらしばらく慎ましく生きようと思うのだった。

2009/01/01

新年進歩(広東語)

先述のとおり、香港は旧正月文化なので、新年のお休みは1/1のみ。
新正月はあまり盛り上がらない。

大晦日気分を盛り上げるための頼みの綱の NHKワールドは紅白を流さないどころか、年末とまったく関係のない番組を淡々と放送。もうすぐ年明けだというのに「日本酒は温めても冷たくてもおいしいよ」と外国人に説明していたり。無料のNHKだからといって愛想がなさすぎる。

でも、ビクトリアハーバーにて花火があがるというので、23時頃から海沿いに出てみた。

すると旧正月の時はどうなるんだろうと心配になるくらいに人がたくさんいた。
広東語だったのでなにやら数字がよく分からないカウントダウンだったが、年明けと共に色々なビルの屋上やら側部から花火が出てびっくりでした。
よくこんな仕込ができたなあと感心。
さすが香港。

元旦は香港中心全域を見下ろす獅子山(ライオンロック)に登る。
1時間ほどの登りで絶景地点に辿り着く、とてもお得なハイキングであった。
下山してそのふもとにある道教の大きいお寺、黄大仙 に初詣気分で行ってみた。

今年も皆様にとって良い年でありますように。