2008/06/18

タンザニア旅行: 準備編

妻が香港で長期休暇を取れる最後のチャンス。旅行に行くしかない。

目的地はとても行きたかったAfrican アフリカ。
サファリ&美しいビーチ天国のタンザニア。
旅程は6/19-7/1

Air チケットを買ったのは一ヶ月ほど前。
香港からだと近いから早くいけるかとおもったら大違い。
満席だったケニア航空の次に安いエチオピア航空は

香港→バンコク→エチオピア→ケニア→タンザニア
というおそろしい乗り継ぎでたどりつく。
行きは乗り継ぎ含めて21.5時間、帰りに至ってはザンジバル島
からの移動を入れると30時間コースになりそう。タフである。
ちなみに費用は全込み8700HKD。日本からより少しは安いだろうか。

6/17(火)
アフリカ各国ではビザの取得方法、予防接種の義務の有無が流動的。

ネットで探した情報では
・ ビザは空港で取得可能
・ 黄熱病の予防接種照明は不要


とあったので、USD の現金を作っておく以外に何も対策をしていなかった。
が、出発二日前になってなんなのだが念のため香港のタンザニア大使館的なところに電話をしてみた。
しかし、その人は「ビザの事前取得が必要で黄熱病予防接種照明がないとビザが取れない」とのこと。本当か?と問い詰めると、実は「よくは知らない」と言われた。
タンザニアという国の存在を知らない人が多い香港なので、旅行に行く人も少ないのだろうが、一番問い合わせが来そうな情報を知らないなんてなんとも役割を果たしていない・・・。

なので、確かな情報は誰が知っているのか尋ねて紹介された病院? 2150-7235 に電話をしてみる。
そこからの情報では「黄熱病の予防接種が必要」。費用は 1000HKD(実際は200HKDだった)マラリア予防薬も接種時に買えるというので、診察の予約をした。
薬は、100-1700HKD(実際は 100-1030HKDだった)で、医師と相談の上タイプを決めろとのこと。

とはいえ、出国前日に予防接種を受けていても 10日間は有効にならないのでもう入国には間に合わない。

確認しようと日本のタンザニア大使館に電話をしてみた。
すると、やはり
・ ビザは(国際)空港で取得可能
・ 黄熱病の予防接種照明は不要

(香港発、エチオピアトランジットでも大丈夫)

現地空港でもめたくないので、文章(メール)でその返信をもらった。

6/18(水)

病院: Travel Health Service, Department of Health
Sham Shui Po 1/F. Cheung Sha Wan
Government Offices, 303 Cheung Sha Wan Road,
Sham Shui Po, Kowloon. 2728 0781 9:00 am - 7:00 pm

で診察。
この日の予約は朝の1単位しか空いていなかったが、行くと患者は終始一人で混む様子なし。

お医者さんから色々と情報をもらった。

・ 黄熱病予防摂取

1. 入国に必須
2. 10日後に有効になるといっても接種したほうがよい

→ 5日目くらいには予防効果がではじめるため。なぜなら発症後の対処法はなく、5割くらい死ぬ。
→ お医者さんはブラジルで去年40人発症して半分死んだと脅したけれど、人口比を考えるととっても少なく感じる(ちなみにマラリアでは1年で世界で200万人死んでいる←これは適切な治療が受けられていないからだが)。

3. 費用は200HKD (診察料が315HKDで、通常医療の8倍ほど)
日本ではごく限られた場所で8000円〜の値段で受けられる

4. 5-10日目くらいに副作用がでるかも(熱や筋肉痛など)
→ ネットで調べたところ、死亡例もあるらしい
5. 24hアルコールは飲めない。他の行動制限はなし

お医者さんの情熱に負けて、結局、受けてしまった。
しかし、
a) 副作用がある
b) 到着後最初にやろうとしているサファリ(これが一番リスキーな地域)時はほとんど効果ない
c) 入国時に接種照明はまだ有効でない
d) 発症率それほど高くない

ことを考えると、蚊対策を頑張れば OK だったかなと思う。

やるならもっと早く受ければよかった。

・ マラリア予防

直前から飲み始めて有効なものは2種。

1 副作用の低いニュータイプの薬 Atovaquione+Proguanil hydrochloride
1030HKD
副作用発生率 3%
帰国後も7日飲む

2 伝統的薬 Doxycycline ドキシサイクリン
100HKD(41 tablets)
予防率95%
副作用の吐き気、下痢など 発生率10%。
出発1日前から帰国後4週間(!)まで飲み続ける。

値段が違いすぎるので後者にしておいた。

あと、DEET が20%-35% 含まれる虫除け(Insect Repellent)を常につけておくように、との指示。(ちなみに日本製品では最高で 12%。先日オーストラリアで購入したRID Tropical Strengthが19%だったのでこれで行くことに)
確認すべき化学成分つきのメモもくれた。アレルギーがある場合は服につけるタイプの
PermethrinEtofenprox を使えということ。それぞれどこで買えるかまで教えてくれてアレルギーテストもしてくれ、とても親切だった。

予防接種を受けて15分待つ。異常がないことを確認して終了。

なんだかどたばたしてしまったが、やはりアフリカ旅行は大変。
各種伝染病の分布地域を見ながら日本は平和だなと実感したのであった。
(ちなみに香港は亜熱帯なので、デング熱とかもあるにはある)

2008/06/17

演奏会終了!

6/15(日)
いよいよ演奏会。

最後の練習は当日の午前中。
10人くらいはこの練習に来れなかった模様で、結局本番前に一度も「パートがかけない」という状況がなかった。

コンマスのソロの直前で彼のバイオリンの弦が切れて、トップサイドが代弾きするなど、本番だったら・・・というハプニングもありつつ、3時間弾いて疲労困憊。
やっぱり色々と事故はあって本番がちょっと心配。

練習後に解散。
次の集合はなくて「本番開始までに着替えて各自席についておいて」というところ、日本とは違う流れである。
一度皆で舞台裏に集合する日本式の方が気分が引き締まるし、メンバー間の一体感がでる感じがあってよい気がするが、他国の体験談を見ても、日本式では普通ではないようだ。
本番はやはり集中力も高まり?大事故はなくて、どの練習よりもよかった。
セカンドバイオリンは直前のボーイング大量変更もありカオスな状況も発生していたけれど、これはしょうがない。
個人的には途中で E線のチューニングが狂いまくって、調整が大変だった(アジャスターはやっぱり必要だ)。 へろへろになりながらも演奏を楽しむことが出来た。

しかし、やはりもう少し全体の練習量が完成度を高めるのには必要だったと思う。
自分的には日本のように年に2度、というのはちょっとだれてしまうけれど、2ヶ月はちょっと短い。せっかく練習してようやく楽しむ余裕ができてきたところなのでもったいない気も。

日本からのゲストも聴きに来てくれたけれど、この長い曲は知らない人にはちょっとつらかったかな。でも最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました。

当日は演奏終了が22時くらいというのもあり、打ち上げは有志のみ。
翌日にとってもゴージャスな打ち上げがあった。
一人、パートナーを連れていってもよいというのが西欧風?。そのパーティーはビューも素晴らしい場所での高級ビュッフェだった。
それが タダ。

これは、チャリティー基金からお金が出ているとの事。
何年もかけたマーラーシリーズの終了だから特段豪華にしたのかもしれないが、せっかく集めたお金でこんなことしてよいのか?という疑問がわく。

まあでも、メンバーのモチベーションあっての長続き。
チャリティーだから、ボランティアだから、といってストイックにやりすぎてメンバーが苦しくなって、ひいては集まらない状況になるよりも、全然よいだろう。
(日本基準だと、団費がなく、休憩時間にはスナックと飲み物が用意されてくる待遇で、プロとも一緒に演奏できる、というような条件で既にとっても恵まれていると思うが)

日本でやっていたボランティアオーケストラ
http://www.geocities.jp/niko2ensemble/index.htm
は、ストイックな自腹運営だったので、その対比が目に付いた。

ともあれ、演奏会終了。
若干寂しい。

夏休み後の9月公演は友人の結婚式参列のため参加できないので、他のオケにも顔を出してみるかもしれない。

2008/06/12

演奏会直前 / オケ関連もろもろ

いよいよ今週末がマーラー9番本番。

毎日ちゃんと練習して細かいところはほぼ暗譜した。
コンスタントに難しい曲を練習したお陰で、人生で一番に指が回る状態にまで戻ったかも。
この楽曲の難しさは 転調&臨時記号の多発、リズムのとりにくさなど色々だが、重音や装飾音がやたら多いのが一番と感じた。特に2楽章・・・これを楽譜どおりきちんと弾くのは大変である。それを弾くためのポジションを選んでいかないといけないしで、暗譜しない限り素人では弾ききれない(そもそも音符は小さいので定位置からは読めない)。
逆にそれらを無視すればぐっと難易度が下がる。

ちなみにそのオケでは、セカンドバイオリンの人々は未だに多くの人が特に装飾音を無視している。先日トップサイドで弾いたが、トップの人まで装飾音の相当を弾いていなかったのでびびった。まあ、弾かなくても素人耳には違いないだろうし、社会人の限られた時間での練習の中でだからしょうがないよなと思うのだった。

<弦交換>
弦の交換も怖いくらいに忘れていたので、2週間ほど前に2年ぶりくらいに交換。
そうしたら楽器の音も湿気負けに打ち勝つくらい蘇った。やっぱりちゃんと変えないとだめね・・・。

ちなみにドミナントのセットが 300$ と日本とあまり変わらない。ガット弦は日本に比べるととても安いのだが、湿気であっという間に切れてしまうという話を聴いたので帰国前にでも買って帰ろうかと思う。

<このオーケストラの特徴>
演奏会のチケットはただ、ただし要寄付、という制度でチャリティーとしているらしい。

そしてこのオケ、参加費が不要というのがなかなか珍しい。
練習会場は小学校で、年に数回、そこの子供のために演奏する、という条件でただで借りているとのこと。ちょうどよい広さで、時間を気にせず使える(練習は基本22時までだが)とても恵まれている場所である。
諸経費はお金持ちの発起人達(もともとお医者様のオケだったとのこと)が負担してくれている模様である。

休日に練習がないのは「休日は家族のため」ということのようだ。日本と香港の文化の違い?

ちなみに打ち上げは演奏会翌日の夜に改めて集合して実施、である。

2008/06/11

蒸し!蒸し!虫!


最近、3mm程度の茶色いコガネムシ形状の虫をよく家でみかける。
妻は本からこの虫が出てくる現場を日本で見たことがあるようだったが、私はこの虫自体に思い出がとんとない。

Google 様に聞いてみたら正体がすぐに分かった。

その名は「シバンムシ」
death-watch beetle → 死番虫 → シバンムシ だそうな。
いまいち快くない名前である。

多様食で、本も確かに食べるとある。
多湿を好むようで、道理で香港で。
ここ最近の湿度は尋常ではない。

いないにこしたことはないが、簡単で健康にできそうな撲滅対策がない。
>清掃と温湿度管理(低温・低湿度)により、増殖を抑えられる。
とあるが、後者は香港では相当のエネルギーを消費しないと実現不可能だ。

今は実害がないのでとりあえず放置することにする。

写真(上じゃないほう)は本日の晩御飯。

作るのは和食かパスタがほとんどでございます。

2008/06/10

深圳フェイク祭



6/7
3連休の初日は深圳に行ってきた。
目的は以下。

1. 暇つぶしのため DVD でも買ってみよう
2. 生地を選んで服をオーダーメイドしてもらおう
3. おいしいものを食べよう
4. 安いマッサージをしてもらおう

この日も香港~深圳は雨。そして地滑りがおこるような大雨。
しかし、3 以外は駅横の巨大百貨店ですべて用を足せるのでたいしては困らなかった。

1. DVD
政府の海賊版防止対策でもうおおっぴらにはコピーDVD は販売していない。
→ 百貨店のあちこちで「DVD?」と声をかけられて道の脇でノート PC にて欲しいものを指定、どこからか運んでくるというやり方になっている。
これだっておおっぴらにやっているので摘発は簡単そうなものだが。
国境で見つかるとすごい罰金が待っているらしいので、香港人はもうここでは買わずにもっぱらダウンロード?

値段は映画で 1枚10元くらい?
ちなみに2004年大連は6元、2008年大理では15元くらい。

※現在、1元≒15.5円

2. 服
百貨店には生地屋が大量に並んでいるゾーンがあるのでを選ぶ。
半ズボンやスカートを作れるくらいの大きさの綿生地で 40 元程度。
同じフロアに仕立て屋がたくさんあるので、そこで服にしてもらう。

生地を選んでいるときについて来た女性が、仕立て屋を紹介するからついてこいという。スカートで 50元という。
その人の店だと思って、とりあえずついていってみるがどうも違うっぽく、その女性はただの紹介屋だった。その店の机に英語で「あなたを連れてきたこの女性に私は50%のコミッションを払っている。後で一人でくればもっと安い値段を提示できる」と書いてあったのだ。その女性は英語はしゃべれても読めはしないようだ。彼女からは特にサービスを受けていないので払う気がせず、「やっぱり色々比較して決めたい」といってその店を去った。

しばらくその女性につけまわされたので、先に他の用事を足してから、いくつか仕立て屋をまわってみて、軽い交渉でスカート35元、ポケット*4のズボンが 65元 といった感じで作ってもらうことに。納
期は一週間。
どうなることやら。

うまくいったらこんどはソファーカバーも作ってもらおう。

3. OISHIもの
超脂っこい北京ダックを食す。肉料理もついて一匹58元。
きもうまい。 身体に悪いと知っていてもやめられまへん。

4. 按摩
1時間 25元。安すぎるが悪くない。
が、今回は何度言っても強く肩もむのでもみ返しに・・・

あと、テニスラケットが異常に安いことが分かった。
売られているのはバボラ Babolat と Willson の限られたモデル(バボラだと
AeroPro DriveとPure Drive Roddick )。
例えば、Aeropro は日本だと 35000円が定価のものが、交渉の結果、300元になる。
これはいくらなんでも安すぎる・・・見た目は本物。


自分が欲しいのは PureDrive だが ネタとして買いたくなりつつも、裏がありそうなので、一旦保留にしてネットで調べると・・・
http://duquesne.blog.tennis365.net/archives/article/73294.html
やはり偽物のようだ。売られているモデルが同じなのでおそらく間違いない。
今度じっくり見てみよう。

ちなみに香港では PureDrive は 1150$ で本物(と信じる)が売っている。16000円くらいだからこれでも相当安い。買うぞ!

2008/06/06

天気 鍵 フグ マック

天気:
その後まだ青空を見た記憶がない。
毎日雨。
しかも結構強く振り、日本の梅雨の方がよほどよい季節である。

しかし、楽器は毎日弾いているのでカビが生えない。

鍵交換:
昨日、呼び鈴がなった直後にいきなり鍵(オートロック)がまわり、誰かが玄関を開けた。
びっくり。
どうやら不動産の人が、見学者を連れてきた模様。
「あら失礼、もう人が入っていたわ」ということで出て行ったが、入居時に交換しなかった鍵の流通状況が分からないので、念のため交換。
業者に頼むと 430HKD で破れないやや高級な鍵に変えてくれた。
思ったよりずっと安い。
(ちなみに安い鍵のコピーは 10HKD しかしなかった)


フグ:
あれだけ愛していたフグの話が最近まったくでないので気をもんでいる方が相当数いると想像するので、報告を。
彼らはメルボルンに行くときに妻の同僚に預かってもらい、それっきり預けっぱなしである。
6/19 からまた中期旅行に出るので、それが終わるまで預かってもらうということで。

魔の1〜2週間、も終わり、結構長生きしてくれている。
ただ一匹、水面からジャンプして水槽の外に自殺してしまったのを除き。
早く再会を果たしたいものである。

マクドナルド:
お待ちかね。タイで昔見つけた SAMURAI PORK BURGER の続編と思われる SHOGUN
BURGER が香港にて発売された。
Ms Tamago と Shogun のラブストーリーのビデオ作成まで出来るおかしなプロモーションページができている。
http://www.mcdonalds.com.hk/english/campaign/shogunwithegg/



中身は時期違いの月見バーガー?

2008/06/04

隣のビルに竹建てかけた




香港では高層ビルでも建設や修繕の際に竹で足場を組む。

ちょっとコワイ
といったら、「日本もそうだよね?」と日本に住んでいたことのあるオーストラリア人が言っていた。
ほんと??
彼が住んでいた京都だけ?

2008/06/02

天気 オケ カメラ

最近は毎日大雨がざっとふり、青空をとんと見ていない気がする。
こちらも熱帯的梅雨という感じで、散歩しようとかいう気にならない。
秋まで辛抱か。

・ オーケストラ
いよいよ本番まで二週間。
先週から週2回の練習になっている。
しかし平日練習しかないせいだろう、あまり参加できていない人もいる。
フルメンバーがそろったことはまだなく、いまだ事故がしょっちゅう起こる。
古参メンバーによると直前にプロとかも合流して完成度が一気にあがるそうなのだが、ちょっと心配ではある。

・ カメラを買った
一眼レフ、コンパクト共にデジカメを買い換えた。
4/23 SONY DLSR-A300 = α300 (日本未販売モデル)入手
5/10 FUJI FinePix F100fd 入手

カメラに興味ない人には苦痛の文章なので
http://www.doblog.com/weblog/myblog/28510/2556144#2556144
にアップロード。


ちなみにDLSR-A300 はさっそく壊れて修理中。
フラッシュが焚かれなかったり、焚かれても暗かったりという現象。こうすると再現する、という手順が見つかっていないので、SONYのサポートセンターとやりとりをしつつ観てもらっている。
今まで購入した一眼レフはどれもこれも何度か修理に出すことになっているが、今回もまた早い段階でその日が来たなあ・・・。

2008/06/01

「少林少女」を観た

久々に一日予定のない休日だったので近所の映画館に行ってみた。
こちらでも公開されている「少林少女」を選んでみた。
少林サッカーはそこそこ好きだったので、その続編かなと思ったため。
結構大きな映画館、日曜の夕方といういい時間なのに1割くらいしか席は埋まっていなかった。日本語音声に広東語+英語の字幕。

内容はくだらないの一言。
くだらなくて面白い、を期待していたのだが、くだらないだけだった。
少林サッカーはくだらなさを徹底することで楽しめるようになっていたが、こちらは中途半端で楽しみきれない。
感動を誘いたいだろうシーンなんかも取り入れられているのだがこの展開がすこぶる強引で意味不明。まったく共感できない。
コメディとして面白くない、カンフー物としてアクションの迫力がない、ストーリーは必然性がなくとってつけ。いいところなしである。

$50 の価値もない。時間返せ〜。