2008/08/30

香港の物価と税金

古いニュースで申し訳ないのだが、香港も物価上昇に見舞われている。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0217&f=business_0217_004.shtml

>家賃相場伸び率も12月は6.1%と大幅に上昇
>食品価格(外食を含まず)の伸び率は11.7%で、このうち豚肉が42.9%もの大幅上昇

とはいえ、肉も野菜も日本より安い。
特にローカルマーケットに行くと安く、
「ニラ的ネギ少々、にんにく3つ+しょうが」で4HKDで買えたりする。
スーパーマーケットではもう少し高いが、それでも印象で3割安い。

ただし、安いのは基本的に中国産のもの。
近所のスーパーの野菜売り場には「中国産野菜は食べる前に水に一時間漬けること」という不吉な推奨がかかげてあったりする。

日系のスーパーや高級スーパーに行くと輸入食品が前面に売られている。
野菜は日本からの輸入が多いが、価格は日本の約3倍。
白菜半切れやほうれん草1束が 30HKD ほどしたりする。
見た目から明らかに新鮮ではなくなっている日本の野菜にこれだけのお金を払うモチベーションはわかないので、リーズナブルなもの以外は「一時水漬け」を実践。

明らかに安いのはビールなどのお酒類。
今年、香港は酒税は半額になった。
http://www.afpbb.com/article/1389952
← 「民からの酒税軽減要求に応じ」っていうところがすごい。
日本にはこんなパスがあるのかな。

現在、スーパーにおいてビールは 350ml 缶一本あたり San Miguel 5.5HKD, GUINESS
10HKD など。
驚きはエビス 6.5HKD など、日本のビールが日本の半額以下になること。税金以外の要素もあるだろうけど恐るべし。味は変わらない。
牛乳の高い(安いもので1ℓ 18HKDくらい)こちらでは、ビールの方が牛乳より安かったりする。

税金ついでに。
香港では 2006 年に相続税もなくなったし、
資産運用で得たキャピタルゲインにも税金はかからないし、海外で稼いだお金にも課税されない。消費税もないし、所得税も上限 15% 程度と高くないし、税金天国。
レストランなどでは、消費税以上に付加されるチップ/サービス料 制度はあるけれど、出て行くお金は少ない。

ほとんど都心のみといえる香港では、日本のように国から予算を出さなければいけない「地方」がないし、国土が狭いのでインフラ整備等も楽だしというのもあるだろう。
税が少ないからだろうか、現地の新聞を読んでいても日本のように政府/公務員が税金で・・・という、ありがちな恨み話は全然出てこない。

2008/08/28

スターアライアンス マイル価値格差

9月の一時帰国便を取るのにユナイテッドエアラインズのマイルをはじめて使った。
私は最初に独りで海外旅行をした時にここの航空会社のシンガポールINバンコクOUT便を使ったのでたまたまに、このマイルプランに入った。そのまま10年ほど貯め続けてあったのを、スターアライアンス提携でANA の香港発羽田便の往復を取るのに使ってみた。


結構かかるなあというのが感想。

40000マイル + 発券手数料25USD + 各種税 33HKD+3780円 + 燃料サーチャージ(金額不明)

ちなみに、ANA のマイルでANA便を取れば香港往復20000マイルだった。

今まであまりよく知らず、どこの会社の便を使おうがスターアライアンスの仲間だったら同じマイルで乗れるのかと思っていたが、違うようだ。
ユナイテッドの航路には自分にとって魅力的なものがあまりないのは、結構痛いことなのだな。
日本人にとってはANA とのマイルの価値格差大きと感じた。

ちなみに、ANA マイルでは 12000マイル前後で国内線往復に乗ることができるので、日本人にとっては1マイル2円以上の価値があると考えられる。
私が使った 40000マイルだったら8万円の価値。
一方、この時期、東京発の香港往復は3万円しない。香港発羽田便は4万円ほど。
(まあ、距離の割に安いこの便にマイルを使うのも間違いなわけだが)

UNITED AIRLINES には ANA にあるマイルの有効期限3年が実質ないのが魅力。
でも、貯める→使う を3年サイクルでできる人にはお勧めできないものですな。

ということでして、一週間のうちに結婚式2つなどをまわるのを種に日本に帰ります。
こちらでは1.5倍くらいする任天堂 Wii 買っちゃうかも・・・。

2008/08/22

T9発動!!

今日は台風Nuriが香港を直撃したため、朝7時50分にT8が発行され、午前中は確実にお休みなりました。私の会社の規則では、9時前にT8が発行された場合には午前中はお休みになり、12時前にT3まで落ち着いた場合には2時間以内に出社、12時の時点でまだT8の場合には、終日お休みになります。
Nuriは直撃コースだけあって、前回の台風より全然台風らしさがでています。午後にはT8がT9にあげられ、これは過去5年間起こったことがないそうです。お昼を食べに、いつもお世話になっているフードコートに行く道も、一応ずっと屋根でつながっているのですが、風が強すぎて、そこら辺の柱に摑まっているるおじいさんや子供もいました。私も間違えてサンダルででてきちゃったからちょっと怖かったです。
台風が香港を直撃するのは今夜?のようなので、もしかしたらT10が発動されるかもしれません。今朝の様子を動画でどうぞ。
タンナさまは一日中DSのレイトン教授の何とかゲームと向かい合っています。

2008/08/21

日本の女性は金持ちなのですか?

今月は、週3日、一回3時間の British Coucilの英語学習の夏期授業に参加している。

外国人は私一人ということもあり、休み時間に色々と日本のことを聞かれたりする。
「日本の女性は香港の女性よりopenなのか?」
「日本人は香港人よりpolite?」
など、とってもストレート。
そして、これらにうまく答えられるほど広く深く香港人とつきあっていないのでたいがいは適当にごまかす。

この前の質問は
「東京で買い物に行ったら、たくさんの若い女性が高級品を買っていてびっくりした。日本人は若い頃からとても稼いでいるのか?」という質問。

確かに香港より若干東京の方が給与水準は高いが、
「日本の若い独身女性は、貯蓄にまわさず稼いだだけ使ってしまう人が多いんだと思う。結婚すれば
経済的自立は必要なくなる文化がまだ主流だし。」と答えておいた。
「なるほど、女性も経済的に自立するために堅実な人が多い。」と納得してもらった。
「家事はメイドにやらせて共稼ぎ」の文化の香港と、意識の違いはあると思うが、果たして適切な答えだったのかな。意見求む。

余談であるが、私の知る限り香港の人はかなりの確率で日本に旅行に行ったことがある。
東京、大阪はもちろん、仙台や北海道に行っている人も。

2008/08/19

香港の夏と五輪


香港の夏について
暑さ:東京並だが、6月頭から既に真夏的
(ただ、ビルやらバスやらからでる熱気でヒートアイランド度は上)
蒸し度:東京以上
室内:寒い。長時間いる場合は長袖が必要
(政府がCMでエアコンの設定温度を25.5℃に、と節電を呼びかけている。日本は28℃?)

オリンピックも大詰め
相変わらず見たい競技はやっていないし、夜の総集編的なものもないのだが、ハンドボールや水球、ホッケーといった普段あまり見ることのできない競技を見るのもいい機会かと悟ってきた。
しかし、燃える要素がいまいち足りない。
その理由は応援する国がないからでもルールがいまいち分からないからでもない。

レポーターに松岡修造がいないからだ。

さて、97年以前は香港はイギリス領土だったわけだが、当時、香港国民はオリンピックのどの国を皆応援していたのか聞いてみた。その頃からやはりイギリスではなくて、中国だったそうな。

2008/08/17

お盆で贅沢ランチ

最近、町の人々がお線香をたいたり、(香港や中国では良く見かける)死んだ人にお供えする物のお店(想像しづらいと思いますが、紙で出来た衣服や食べ物やお線香などがおいてあります)がにぎわっているなぁと思っていたら、こちらも8月15日がお盆だったようです。やっぱりアジアって似てるんですねぇ。

だからというわけではないのですが、色々な神様が祭られている万物に効くというお寺に行ってきました。写真を見ていただければわかるように、原色使いが激しいお寺です。ここは、私がドラゴンボートを練習しにきていた近くの海沿いにあり、渡れば命が3日間延びる橋だとか、お金がたまる神様などが祭られていて、なかなか面白かったです。


そして順番が逆になっちゃったけど、朝ごはんを食べないでレパルスベイ(上のお寺がある海)に来てしまった私達は、お腹がすきすぎてアフタヌーンティをしようとしていたレストランで、ランチを食べることに計画を変更。海が見えるし、広々とした場所はとても素敵だったけど、ランチの質、量(前菜、メイン、デザートの3コース)、ともにコストパフォーマンスはあまり満足できるものではありませんでした。タンナ様がご馳走してくれたけど、2人で1万円を超えてしまった・私は前菜にCrabCake(蟹の揚げ物)、タンナ様はビーフカルパッチオ、メインは二人とも Sea Bass、デザートは暖かいチョコレートケーキ+アイスクリームとマンゴー+バニラアイスを頂きました。ペニンシュラ系列のレストランだからちょっとお高いのかもしれないけど、ここはやっぱりアフタヌーンティがベストかな?




Wii? Wii!

会社の同僚Paul(イギリス人のおじさん)がWii(スポーツとマリオカート)を貸してくれました。そんなわけで先週の夜はほとんどオリンピック観戦とWii大会になったのです。ただのゲームだと侮っていただけど、真剣にやると、結構な運動量になります、はい。オリンピックでコートが無料開放になり、ここ数ヶ月テニスが出来ていない私達は、Wiiスポーツのやりすぎで、右手が筋肉痛になったくらいです。タイミングとかは本物のテニスと全然違って、練習にはならないけど、こつをつかんで、もう(ゲーム内では)プロになっちゃった。へへへ。本日の写真はタンナ様のボクシング姿です。部屋がちょっと汚いですね。。

2008/08/14

オリンピック観戦記 馬術

オリンピックを見てきた。
チケットを手に入れたのは馬術の Dressage(ドレサージュ)。
それがなんのことかもあまりしらないままに。

開催は暑さを避けての朝と夜。夜の部に行ってきた。
郊外が会場なので、空気は悪くない。
駅から無料のシャトルバスが次々と出てゆく。

そして、会場のセキュリティチェックで10分ほど並ぶ。
土産物屋もかなり並ばなければ入ることができない。
皆、各所での記念撮影に余念がない。

肝心の競技は、馬に決められた動きをさせるというものであった。
馬に色々なステップを踏ませたりは知らせたり回らせたり、決められた動作をいかに正確に優雅にこなせるかを競うものであった。
日本語で馬場馬術というらしい。
http://zookan.lin.go.jp/kototen/uma/u421_2.htm


FM放送で聴くことのできる解説を聴かないと、何がポイントなのかはいまいちわからない。
最初のうちは馬術スタイルをそれなりに楽しんでいたが、それぞれの演技の違いがよく分からないので、はっきりいって飽きる。

そもそも、この競技はオリンピック種目として適切なのだろうか。
オリンピックの定義は定かではないが、身体能力を競い合うもの というのが単純な理解。野球の方がまだオリンピック適だというのが多くの人の直感だと思う。
フランス発のスポーツが他にないから残っているとか?というような政治的な力学も感じてしまう。

出演者は年寄りが多い。
身体能力はさほど必要とされないので、強い人は永遠に強いまま。
馬の調教と操作に突出した人がいれば、50年とかその人が金メダルを取り続けて他の国の人は・・・ということが起こりうるのもなんだかなあと感じてしまうのであった。

平日の夜ということもあり、進むに釣れ人々も引き上げてゆく。
我々も後半途中で引き上げた。
燃えはしないものの、お祭りムードをちょっとだけ味わえた、よい体験ではありました。

あ、燃えたといえば、頭に聖火

2008/08/11

オリンピック開催!

開会式はすごかった(一部しか見ていないが)。
問題があったら画面切り替えられるように、中国国内放送は生放送よりちょっと遅れて放送されていたというのが中国体質を象徴していたが。

日本では盛り上がっているのだろうか。
こちらは開催地の一部でもあるため(馬術競技が行われる)、街自体は盛り上がりを見せている。

が、テレビを見ていてもいまいちつまらない。
当然ながら、中国で人気のある競技、中国選手が活躍する競技しか放映されないからだ。重量上げ、飛び込み、射撃など。
いまいち感情移入できない。

日本の動画ニュースでも見ることができればまだよいのだが、国外からはアクセスできないようになっている(どっち側で規制しているのかは不明)。
NHKの海外向けは、放映権の問題か、五輪を扱わないし、ニュースでもあまり取り上げられている様子がない。

4年前も大連に長期出張中で同じ想いをした。
あの時は忙しかったのでどうせテレビ見ることができなかっただろうけれど、今回は観戦かじりつきチャンスだったのにちょっと寂しいのであった。

明後日、馬術競技を見に行くのだけがちょっとした楽しみ。

2008/08/08

アジアユースオーケストラ

アジアユースオーケストラを聴いてきた

メンバーはアジア12カ国から、オーディションで選ばれた若者演奏家からなる。
個々がうまいのはもちろん、3週間ほど合宿してプロの指導を受けて練習しているだけあって、アンサンブルもしっかりしている。アマとしてはかなり聴き甲斐のある演奏だった。

アジア各国の人と音楽を通じて交流しながら各国を旅してゆく。
なんとも素敵な企画である。私も若い頃にオーディションを受ければよかった!

が、しかし・・・23歳の時にこのオーディションを受けたことを間もなく思い出した。

当時は日本の外に対してほとんど興味を感じていなかったので、それほどやる気があったわけではなく、好奇心か誰かにそそのかされたかして、詳細もあまり分からないまま応募してみたのだった。どんな曲を弾けばいいのかも思いつかず、バイオリンの曲を5度下げてビオラで弾いてみただけという具合だった。

オーディションでは最初に英語会話のテストがあって、早速にくじけた。
他の受験者たちは音大生とかが多く、親が着いてきていたりする。そして、英語についても聴かれることを想定して対策していたり。なんだか自分は場違いだったなあと思って、やる気が一層なくなり、ないくせに緊張だけはして演奏もぼろかす。今まで、評価する人の前で楽器を弾くという体験はなかったので、その大変さを思い知った。
それで落ちたんだった・・・という記憶が掘り起こされた。

(本日のメインの曲、ショスタコービチの5番を佐渡裕の指揮で弾いたのもそういえば同じ年だった。3日で書いたという3楽章の和声が好き。生演奏に映える曲である。)

今、当時に戻ることができたら真面目にオーディションに取り組みたい。
見た限りではビオラに自分の方がうまいかも? という人もいたので、対策を頑張ってやっていればメンバーになれたかもしれない。

ところで、このオケ、他の国に比べて日本からの参加者は随分と少ない。
http://www.asianyouthorchestra.com/public_html/ayo%20new%20site%202/results2008jp.html

これは楽器人口や演奏レベルの問題ではなくて、このオケの知名度と国際的なこういう企画に参加したがる度合いの低さと英語の能力によるのでは、と思った。
身の回りで考えると、大学のオーケストラでこのオケが話題になったことはほとんどないし、英語での練習や交流がストレスなくできそうな人はそれほど多くはなかったと思う。日本若者楽器演奏者はよい機会を逸しているかもしれない。

10日から東京公演。
まだチケットがあれば(そしてそれがプロ並みに高くなければ)お勧めです。

2008/08/06

台風ですべてclose!

台風がやってきた。
ほとんどすべてのテレビ番組の隅には台風の規模を示すマークが表示される。
これが、T8 というレベルになると、仕事に行かなくてよい。
昼の12時までこのレベルだと、会社は休みになる。

初めて、そのために妻は会社に今日行かなくてよくなった。
(が、仕事はあるので家で頑張っていた)
有給を1日サービスするようなもので、会社にとってはなかなか痛いだろう。
伝染病と合わせ、香港リスクか。

お店も閉まっているところが多い。

私は本日から British Coucil 夏の英語集中教室(3時間を週3回)に行く予定だったのだが、これもキャンセル。払い戻しも振り替えもないので、こちらは丸損である。

思えば日本で台風で会社を休めたり早退できた記憶はない。
今日くらいの風雨は何度かはあったと思うが、恩恵は定時であがれたくらい?

しかし、台風の街を歩くのは香港の方が怖いのは確かで。
道に張り出した看板が今にも降ってきそうで、ヘルメット必須である。

2008/08/05

テニス事情: ラケット購入


Causeway Bay のスポーツ用品店にてテニスラケットを購入。実に15年ぶりくらい。
前に人に使わせてもらってしっくりいった Babolat の Pure Drive。
http://www.courtside.co.jp/racket/babolat/newdrive.htm

店によって定価がまちまちなのが気になるが、1400HKD 〜。
割引後で 1150 HKDでガット+張り工賃+グリップ3つつく安さ。
日本の4割引くらいの値段。

さっそく打ってみたいところなのだが、香港政府がオリンピック企画として公共の運動施設の利用料金をこの3ヶ月無料にしてしまったので、すぐに一杯になり予約が取ることができない。
利用料なんて1時間500円くらいで払えない人はいないと思うので、早いものがちではなくて「お金払ってでもやりたい人優先」の今までのシステムの方が公共の福祉に適っているのでは?などと思うのだった。

2008/08/02

香港大学美術博物館 + 香港喫茶

香港滞在していた母の従兄弟の娘から
「香港大学の中にある小さな博物館とそこにあるお茶室で飲む中国茶がお勧め」
という情報を入手して、行ってみた。

香港大学、土曜日だったからというのもあると思うが、中はそこそこ閑静。自然もある。

香港島の山腹にあるため坂が多いので移動が大変だし、グランド的なものはなさそうである。

学食で昼ごはんを食べる(メインの中華おかずを二品選ぶランチで19HKD)。
味はまあそこそこといったところ。
母校、大阪大学の学食よりはおいしいと思うが、当時は若さパワーがあったからおあいこか。

香港大学美術博物館は特に感銘を受けるような展示はなかった。が、小さい分、飽きが来る前に終わってよかった(私に美術を語るのは間違いだ)。

今回は伝染病特集をやっていた。特にペスト。
香港は最近では SARS や鳥インフルエンザなど、熱帯にかかっていることもあって色々な伝染病がこれまでに流通していた。
ペストも?というところであるが、実は
・ 1894年の香港でのペストの流行
・ この時にペスト菌が初めて特定された
・ 特定したのは日本から派遣された北里柴三郎
という話があったらしいのだった。知らなかった。

見終えるともう一つの目的地、お茶室を探すも博物館内にはなさそう。博物館を出てすぐ道を挟んだところ(大学校外)にあった"水冷冷"というお茶屋がガイドブックにも乗っているのでそれに違いないと思って行ってみる。

ここはかなりちゃんとした中国喫茶店である。
お茶も一人前60HKD-200HKD、平均は100HKD以上と、ここ香港においては相当いい値段である。
お店の雰囲気はまずまずよい。茶具はなかなか素敵であった。

普段あまり飲まない白茶と黄茶を頼んでみた。
お茶は最初に入れ方を教えてもらい、見本をみせてもらったあとは自分たちでやるというスタイルであった。

お茶はやはりおいしかったが、それなりの茶具にて、強制的に少しずつ味わうスタイルをとらせるからそう感じられるのであって、これがプラスチックのコップにどかんと入って食堂で出されたらたいして気にも止まらないかもしれない。逆に、この茶具さえあればパック麦茶でもおいしく感じるに違いない。お茶は飲む人の心構えが大事なのだなあとそんなことを感じた。(美術よりは語ることができる?)

土曜の午後なのに他に客は見当たらないのでちょっと心配になってしまった。
ホテルのアフタヌーンティーとは違う香港喫茶を楽しむことができてよい経験であった。