2008/08/02

香港大学美術博物館 + 香港喫茶

香港滞在していた母の従兄弟の娘から
「香港大学の中にある小さな博物館とそこにあるお茶室で飲む中国茶がお勧め」
という情報を入手して、行ってみた。

香港大学、土曜日だったからというのもあると思うが、中はそこそこ閑静。自然もある。

香港島の山腹にあるため坂が多いので移動が大変だし、グランド的なものはなさそうである。

学食で昼ごはんを食べる(メインの中華おかずを二品選ぶランチで19HKD)。
味はまあそこそこといったところ。
母校、大阪大学の学食よりはおいしいと思うが、当時は若さパワーがあったからおあいこか。

香港大学美術博物館は特に感銘を受けるような展示はなかった。が、小さい分、飽きが来る前に終わってよかった(私に美術を語るのは間違いだ)。

今回は伝染病特集をやっていた。特にペスト。
香港は最近では SARS や鳥インフルエンザなど、熱帯にかかっていることもあって色々な伝染病がこれまでに流通していた。
ペストも?というところであるが、実は
・ 1894年の香港でのペストの流行
・ この時にペスト菌が初めて特定された
・ 特定したのは日本から派遣された北里柴三郎
という話があったらしいのだった。知らなかった。

見終えるともう一つの目的地、お茶室を探すも博物館内にはなさそう。博物館を出てすぐ道を挟んだところ(大学校外)にあった"水冷冷"というお茶屋がガイドブックにも乗っているのでそれに違いないと思って行ってみる。

ここはかなりちゃんとした中国喫茶店である。
お茶も一人前60HKD-200HKD、平均は100HKD以上と、ここ香港においては相当いい値段である。
お店の雰囲気はまずまずよい。茶具はなかなか素敵であった。

普段あまり飲まない白茶と黄茶を頼んでみた。
お茶は最初に入れ方を教えてもらい、見本をみせてもらったあとは自分たちでやるというスタイルであった。

お茶はやはりおいしかったが、それなりの茶具にて、強制的に少しずつ味わうスタイルをとらせるからそう感じられるのであって、これがプラスチックのコップにどかんと入って食堂で出されたらたいして気にも止まらないかもしれない。逆に、この茶具さえあればパック麦茶でもおいしく感じるに違いない。お茶は飲む人の心構えが大事なのだなあとそんなことを感じた。(美術よりは語ることができる?)

土曜の午後なのに他に客は見当たらないのでちょっと心配になってしまった。
ホテルのアフタヌーンティーとは違う香港喫茶を楽しむことができてよい経験であった。

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