2008/03/27

香港での仕事

香港に一年間住むことになったのは、去年の10月から私の仕事内容が日本だけのプロジェクトから、アジア全体のプロジェクトも掛け持つことになったところから始まります。そもそもプロジェクトって何だ?ってことになると思いますが、私が働いているような大きめな外資会社は、(例えば)インドに新しいオフィスが必要だ!ってなった時に、自分の会社内の総務やらITを使って、新しいスペースのデザインをしたり、インフラを用意したりします。そして、このデザインからインストールまでの全てを’プロジェクト’と呼びます。私の担当は、マルチメディアに関連する部屋(ビデオ会議室、トレーニングルーム、TVスタジオなど)を作ることで、デザインから、ベンダーの入札、計画、インストール、テスト&サインオフ、ユーザートレーニングなどというプロセスから成り立っています。

まずは、どこかの部署が新しいビル、または、マルチメディアの部屋を作りたがると、どんな会議室(とコスト!)がその部署にとって有効なのかを検討、プレゼンします。ほとんどの部署は、ビデオ会議室を作りたがるのですが、彼らが知らないのは、ビデオ会議室、1室が1千万円以上かかるということ。確かにすごく高いですが、頻繁に出張や電話会議がある部署ならば、どのくらいの期間で元がとれるかや、他の部署でどのように仕事の効率があがっただとかいう例を説明して、とても偉い人に承認を頂きます。

これを頂けると次は会社が雇った外部のデザイナーとの打ち合わせが始まります。ここで、どんなタイプ、サイズの配管がどこに必要になるか(はい、私もよくわかってません)、などを周りの方のヘルプを借りて打ち合わせします。このフェーズと平行して、マルチメディアのシステムをインストールするベンダーと、それを管理するコンサルタント、2社の入札を開始します。          <また来週に続く>

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